2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧
ギャラリーを増やしたいのかそれともプレイヤーを増やしたいのか、こうした目的と戦略が無い「普及活動」は失敗します。前回までの話では、まずそうした目的の違いを意識すべきということを強調しました。今回から、そのうえでいかなる戦略があるのかを考え…
普及とは、対象ジャンルが一定のポジディブな評価の下に社会的に反復されることである。そして、どのような形での反復がされるようにしたいのか、ここが重要である、との前回の内容です。今回は、この話をもう少し掘り下げていきましょう。 既に麻雀の例を使…
新シリーズ、普及についての論考です。かつて旧ブログでは囲碁普及について色々と考え語り煽ってきましたが、あまりにも普及ということが理解されていないことに愕然としたのも懐かしい思い出です。今はいい意味で距離感をもって囲碁について考えていますの…
かなり長いうえに毒舌気味の上達法シリーズにお付き合いくださり、ありがとうございました。幸い評判もよく、紹介した本を早速買ってみた、とのご報告も何件かありまして、書いた甲斐を感じます。現在また別のシリーズ連載を構想しているので、そちらも楽し…
なかなか好評だったこのシリーズも、とりあえず今回で完結させていただきます。既に初段合格の基礎的なノウハウは全て書きましたから、今回は番外編・応用編という位置付けで、僕こと海原の採ってきた勉強法や実戦での考え方をお伝えして、皆様のご参考にし…
知識編の最終章は、手筋とヨセについてです。 まず手筋ですが、そもそも手筋とは、「8割程度の確率で有利になる手」とでも定義しておきましょうか。なんとも曖昧な定義ですが、実際問題これ以外の定義の仕方があるとも思えません。いわゆる「石の形」も同じ…
アマチュア向けの上達法としてプロが一番多く挙げるのが詰碁の勉強です。プロに言わせれば詰碁の効用は2つ、読みを鍛えること、実戦で同じ形が出現したときに知識として解決できること、だそうです。これは確かにそのとおり。 ですが、出回っている詰碁の本…
今回から数回に渡って知識の学び方を話します。一般に碁の知識と言えば、定石、死活、手筋、あとはヨセといった分類が多いようです。これらは必ずしも厳密な分類ではなく、例えば基本死活は定石の手順の中に生じますから、定石の一部としてもよいし、ヨセは…
前回話したコツは、やろうと思えばできるけどやってない人向けのアドバイスでして、したがって「五手の読み」と形勢判断がそもそもできないのであれば、その能力自体を鍛えるしかありません。今回からは、いよいよそのトレーニング方法について書いていきま…
前回話した、読みと形勢判断のちょっとしたコツをお伝えします。これを実践すれば初段になれる方も意外と多いでしょう。なれなかったら、この後のエントリーでまた勉強です! 【読み】 五手読めれば初段と僕は言いました。読みの基礎は「三手の読み」。自分…
早くも大好評!海原流初段合格法の二回目です。さて前回は、読み・形勢判断・知識という3つの柱が重要であること、この3つは有機的に連関しているため満遍なく鍛えないと結果が出にくいことをご理解いただきました。今後はこの3つのトレーニング方法を順…
囲碁ファンが一番欲しい情報は、おそらく囲碁上達法でしょう。旧囲碁ブログ時代はあまりやらなかったテーマなのですが、一応は高段者であり、それなりに人にものを教えるのが上手いと評判の僕ですから(笑)、ひとつ囲碁ファンの方のためにお役にたちそうな情…